東京でなかなか食べられないもの

福岡県、特に北部九州である北九州市出身者が、一番多く食べる麺類はうどんである。しかもごぼ天うどん。これは県民Showでも取り上げられているし、私自身もそうである。たまに食べたくなり、東京で探しまわったりする。その次に食べる麺類は、というとラーメン、ではなく、ちゃんぽんである。野菜たっぷりのちゃんぽんは北九州市民にとって日常食である。（が、取り上げられたことはない）
私は子供の頃から中華料理店で食べるものといえばちゃんぽんだった。
決してリンガーハットのようなチェーン店ではなく、地元の中華料理店である。

今年に入り、北九州ラーメンなる店が銀座と日本橋浜町にオープンした。
その名は東龍軒。調べると珍龍軒や龍龍軒ともつながりがあるらしい。
なお、ちゃんぽんは日本橋浜町にしかない。
実は１ヶ月ほど前に一人で出かけたが、今回は家族を連れて行った。
家族は東京育ちだが、口は私に似ていて北九州のものを美味しいと感じる。
結果はやはり「おいしかった」と言ってくれた。
食べログの評価は、博多ラーメンを前提にしていることもあり、残念なコトになっているが、北九州ラーメンという視点からすれば、ああいう味である。子供はラーメンを食べたが、美味しいと食べた。

口が違えば、味覚も違う。そういう意味で食べログの評価は程々に信じるのが良いと思う。自分の口を信じること。