フィオナ・タンのドキュメンタリーは必見
都写美でフィオナ・タンの展示を見た。
ぽっかり時間が空いたから、というそれだけの理由で行った。
岡村昭彦と悩んで、直観で。
「kingdom of shadows」という50分のドキュメンタリー。
予備知識もなく見たのだが、頭をガツンとやられる衝撃。
アマチュアの写真の収集家が出てきて、写真に関してコメントする。
- 写真は偶然性があってできるから面白い。絵画ではそうはいかない
- アマチュアの写真は面白い。作為性がない
そんなことを言っていた。
どうしても、写真を見る行為はプロの写真に限定されてしまう傾向があり、そこには作為があるものが大半(商業写真だから)だけど、つくられたものは面白くない。面白くするのは偶然だ。それは鑑賞者の目を持って作品として成立する。
うーん、いいことを言っている。
というか、最近忘れていた最初のころの写真の方がいい写真ということになるな。
やっぱりそう考えると人物撮りなんだな。梅佳代さん路線。
とても大きなことに気付いた気がする。
秋のグループ展に生かせるとよいな。