Monology from the attic

屋根裏からの独り言

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代ゼミの大量閉鎖に思うこと

僕は80年代後半の代ゼミ生だった。地元の予備校に行くと高校の延長になってしまうため、片道二時間近くかけて博多の代ゼミに通った。

講師は東京、札幌、福岡と飛行機で飛び回っていた。
講義はネタであり、パフォーマンスだった。
一コマウン十万という講師料の噂も聞いたことがある。
すごい商売だなと思った。
僕は特待生だったので、通期の学費はほぼ払ってないけど、夏季、冬季、直前講習は普通にお金を取られる。そういう意味では、かなりお金を使ったと思う。

結果的に息切れして、第一志望には行けなかったが、その経験は今でも色んな面で生きていると思う。さらに自分の人生にとやかく言われたくない自分には合っていたと思う。昨今の予備校はマスに一斉に授業を行うのであればオンラインで、あるいは生徒の成果に焦点を当てる場合はマンツーマンを売りにしている。大量に教室に生徒を入れる代ゼミ方式は浪人生の減少とともに時代遅れになった。

20世紀のビジネスモデルがドンドン崩れつつある。
その流れに乗っていかなければ巨象は生きられない時代なんだなぁ。